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融資機関が見るポイントはここ!~創業融資を検討する際の気を付けるべき点まとめ~

2023.06.15

経営実績のない会社に対する融資では、創業者自身の信用や能力が融資の際の重要な要素となります。創業融資を受ける際のポイントについてご説明します。

1. 創業者のバックグラウンドと経験

融資機関は、創業者のバックグラウンドや経験を評価します。過去の起業や経営経験、業界知識、専門知識、教育背景などが重要です。創業者が成功に向けて必要なスキルや能力を持っていることを示すことが重要です。

2. ビジネスプラン

融資を受ける際には、具体的なビジネスプランを提供する必要があります。ビジネスプランは、事業の目的、ターゲット市場、競争状況、財務計画、将来の成長戦略などを明確に示すものです。ビジネスプランは現実的かつ具体的であり、将来の収益性や返済能力を示すことが重要です。

3. 資金調達の計画

融資を受ける際には、どのように融資を活用し、資金をどのように調達するのかを明確に説明する必要があります。資金の使途や返済計画、返済能力を示すことが求められます。融資機関は、創業者が自身の事業に十分な投資を行っていることを望み、一般的には自己資金の量が多いほど、融資額の最大額も高くなります。また、融資以外の資金調達方法や創業者自身の投資なども考慮されます。自己資金がどのように調達されたかやその安定性を評価します。
例えば、自身の貯蓄や投資による自己資金は、融資機関にとって好ましいとされますが借入資金やクレジットカードのキャッシングで調達した自己資金は、融資判断において慎重に評価されることがあります。

4. 担保や保証人経営

実績のない会社に対する融資では、担保や保証人が求められる場合があります。創業者が個人的な資産や担保を提供できるか、または信頼できる保証人を見つけることが重要です。

5. 誠実さと情熱

融資機関は、創業者の誠実さと情熱を評価します。熱意や情熱は、困難な時期や競争の激しい市場での成功に不可欠です。創業者自身が事業に真剣に取り組んでいることを示すことが重要です。

6. 公共料金の支払いと税金の納税

公共料金や税金の支払い状況は、創業者の信用性を示す要素です。融資機関は、創業者が財務面で責任を果たし、債務を適切に管理していることを望みます。公共料金や税金の滞納がないことが望ましいです。

7. 同居の家族と創業融資の融資額の最大額の目安

同居の家族の収入や資産は、創業融資の審査において考慮されることがあります。家族の収入や資産がある場合、融資額の最大額は一般的に増える可能性があります。ただし、具体的な目安は融資機関によって異なりますので、相談することをおすすめします。

以上が、経営実績のない会社に対する創業融資を受ける際のポイントです。ただし、融資条件や要件は融資機関によって異なる場合がありますので、具体的な要件については各融資機関のガイドラインや担当者との相談が必要です。

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